
![]() | 「みみみ、みなさん、こここ、こんにちは。わわわ、わたしは、くくく、胡桃沢深紅ですっ」 |
|---|---|
![]() | 「こここ、このコーナーでは、リリリ、リスナーのみなさんから寄せられた、ななな、悩みをっ……」 |
![]() | 「胡桃沢さん胡桃沢さん、落ち着いて落ち着いて」 |
![]() | 「やれやれ、いきなりこれでもかっていうぐらい緊張してるわね」 |
![]() | 「ななな、悩み、悩み、悩みを~~~~……」 |
![]() | 「悩みを~?」 |
![]() | 「わ、わたしの悩みを聞いてくださいっ!」 |
![]() | 「ちっがーーーーーーう!!」 |
![]() | 「はうはうっ」 |
![]() | 「アンタが悩みを聞いてもらってどうすんのよ! 逆でしょ逆、逆!」 |
![]() | 「胡桃沢さん、テンパりすぎだよ~」 |
![]() | 「はうはうっ、ごめんなさいごめんなさい」 |
![]() | 「まったくもうっ! せっかくゲストに来てあげたのに、ホントしょうがないわね~」 |
![]() | 「こうなったら役立たずのメガネっ娘に代わって、この私が番組を仕切って~……」 |
![]() | 「(えいっ!)」 |
![]() | 「ぎゃぷぷぷぷぷっっ!!」 |
![]() | 「ど、どうしたの、桐島さん!? いきなり奇声を発して?」 |
![]() | 「ぐぐぐ……と、突然、イスがビリビリって……な、何か電流みたいなものが……は、走って~~~」 |
![]() | 「イスから電流? 何だかバラエティー番組の罰ゲームみたいだね」 |
![]() | 「ホ、ホントだってば! おしりにビリビリって強烈なのが来たのよ! 信じてよー!」 |
![]() | 「クスクス……」 |
![]() | 「胡桃沢深紅……アンタなに笑ってんのよ?」 |
![]() | 「はうはうっ、な、何でもありません。そ、それでは早速、リスナーのみなさんから寄せられた悩みに答えていきたいと思いまーす」 |
![]() | 「むむっ、落ち着きを取り戻したみたいね、この子」 |
![]() | 「その調子だよ♪ ガンバって胡桃沢さん」 |
![]() | 「は、はい、ガンバります。それでは最初のお便りです。ええっと最初は~……ペンネーム『お兄ちゃんのエッチ!』さん、中学1年生の女の子からの相談です」 |
![]() | 「何か、前回も似たようなペンネームがあった気が……」 |
![]() | 「そうかな? 気のせい気のせい♪」 |
![]() | 「『胡桃沢さん、こんにちは』」 |
![]() | 「は、はいっ、こここ、こんにちはです~」 |
![]() | 「アンタね……ハガキに向かって頭下げてもしょうがないでしょ」 |
![]() | 「あはは、電話でやる人は見たことあるけどハガキは初めてかも」 |
![]() | 「『胡桃沢さん、私の悩みを聞いてください。私には同じ学校に通う、双子のお兄ちゃんがいるんですけど……』」 |
![]() | 「『最近、そのお兄ちゃんを付け狙うストーカー女が出没して、とっても困っています!』」 |
![]() | 「ス、ストーカー女!? 男を付け狙うなんてスゴイわね」 |
![]() | 「最近は物騒だからね~。中学生でも……ううん、中学生だからこそ気をつけないと」 |
![]() | 「『胡桃沢さん、どうすればそのストーカー女を撃退できますか? ぜひぜひ教えてください』」 |
![]() | 「なるほど。その話が事実なら結構深刻な問題ね」 |
![]() | 「あっ、まだ続きがありました……『追伸。お兄ちゃんに近づく悪い虫は私が一匹残らず駆除します!』だそうです」 |
![]() | 「………………」 |
![]() | 「え、え~っと……何てコメントすればいいのかしら」 |
![]() | 「素敵な兄妹愛だね。お兄ちゃんを心配する妹さんの想い……と~っても健気だよ♪ ねっ、ねっ♪」 |
![]() | 「そ、そうかしら~? ストーカー女は確かに問題だけど、この双子の妹もかなりアブナイ気が……」 |
![]() | 「アブナイのはストーカー女の方です! ここはちゃんと妹さんの悩みを解決してあげなくちゃ!」 |
![]() | 「そ、そうね。とりあえず妹の禁断の恋は置いといて……ほらっ、メガネっ娘! 黙ってないでさっさと悩みを解決しなさい!」 |
![]() | 「はうはうっ、わ、私はストーカーなんかじゃありません~」 |
![]() | 「…………何で、アンタがストーカーって話になるのよ?」 |
![]() | 「ち、違うんです違うんです。わ、私はただこっそり後を付けてただけで~……」 |
![]() | 「ア、アンタ、まさか…………」 |
![]() | 「(えいっ!)」 |
![]() | 「ぎゃぷぷぷぷぷっっ!!」 |
![]() | 「ああっ、また桐島さんが奇声を発して倒れちゃった!」 |
![]() | 「あのっ、そのっ、『お兄ちゃんのエッチ!』さん。相手をストーカーだって決めつけないで、ここは冷静な対応をお願いしますです。はい」 |
![]() | 「わかりました! 冷静にストーカー女をやっつけまーす♪」 |
![]() | 「はうはうっ、そうじゃないです~~~」 |
![]() | 「ぐぐぐ……ま、また電流が……一体全体何なのよ、このイスは~~~!」 |
![]() | 「桐島さん、収録中に暴れちゃダメでしょ」 |
![]() | 「だったら席替えよ、席替え! 委員長、私と席替わりなさい!」 |
![]() | 「ええっ!?」 |
![]() | 「さあさあ、はやくはやくぅ! こんなイスにいつまでも座ってられないわ!」 |
![]() | 「もうっ、しょうがないな~……イスから電流なんか流れるわけないでしょ」 |
![]() | 「ふんっ! そう思うならずっとそのイスに座ってなさいよね! 後で絶対後悔するんだから!」 |
![]() | 「はいはい。ゴメーン胡桃沢さん、話が脱線しちゃった。さあ、続きをどうぞ♪」 |
![]() | 「クスクス……」 |
![]() | 「…………胡桃沢さん?」 |
![]() | 「はうはうっ、な、何でもありません。では気を取り直して、次のお便りを紹介したいと思いまーす」 |
![]() | 「続きましては、ペンネーム『メガネを取るとスゴイんですっ!』さんからのお便りです。中学1年生の女の子、だそうです」 |
![]() | 「またまた聞いたことあるペンネームね。微妙に変わってる気はするけど……」 |
![]() | 「『胡桃沢さん、こんにちは』」 |
![]() | 「こ、こんにちはー」 |
![]() | 「『私の悩みを聞いてください。私、実は好きな男の子がいるんですけど……』」 |
![]() | 「おっ、また恋の相談ってヤツね。それでそれで♪」 |
![]() | 「『その男の子には双子の妹がいて、私が男の子に近づこうとするといつも邪魔します。はっきり言って邪魔です! どうにかしてください!』だそうです」 |
![]() | 「………………」 |
![]() | 「き、気のせいかしら? 何だか最初の悩みとものすご~く繋がってる気が……」 |
![]() | 「し、しかも最後には『どうにかしてください!』って……すでにお悩み相談の範囲を超えてるね」 |
![]() | 「『メガネを取るとスゴイんですっ!』さん……」 |
![]() | 「おっ、メガネっ娘がめずらしく本気モードになってるわよ!?」 |
![]() | 「ホ、ホントだ!? 何て答えるつもりなんだろ?」 |
![]() | 「目には目を! 歯には歯を! 邪魔者にはこっちもい~っぱい邪魔して、やっつけちゃいましょう♪」 |
![]() | 「ええーーーーーーっ!?」 |
![]() | 「ねえねえ、ちょっとちょっと。さっきと言ってることが全然違うんですけど!?」 |
![]() | 「普段おとなしい胡桃沢さんが言うと、ものすご~く迫力があるよね。笑顔が恐いよ~~~」 |
![]() | 「ん、どうかしましたか?」 |
![]() | 「な、何でもありません」 |
![]() | 「なら、よかったです。これで一件落着ですね♪」 |
![]() | 「………………」 |
![]() | 「はい、では次のお便りです。ペンネーム『たまちゃん好き好き好き好き大好き!』さんから……やっぱり中学1年生の女の子だそうです」 |
![]() | 「……この番組って年齢制限でもあるのかな?」 |
![]() | 「『胡桃沢深紅! とりあえずこんにちはと言っておくわ!』」 |
![]() | 「はうはうっ、こ、こんにちはですっ」 |
![]() | 「『アナタに相談なんてちゃんちゃらおかしいけど、しょうがないから私の悩みを特別に教えてあげる! 感謝しなさい!』」 |
![]() | 「………………」 |
![]() | 「前回と全く同じだね。この高飛車な態度、明らかに同一人物じゃ~……」 |
![]() | 「そんなことはどうでもいいでしょ! さあさあ、早く続きを読みなさいよ!」 |
![]() | 「は、はいっ、わかりました」 |
![]() | 「『私の悩みは他でもないわ! ズバリ聞くけど……』」 |
![]() | 「『胸を大きくするにはどうすればいいのっ!?』」 |
![]() | 「………………」 |
![]() | 「そうよそうよ! 一体どうすればいいのよっ!」 |
![]() | 「どうにもなりません。諦めてください♪ 以上です」 |
![]() | 「ええっ、そ、即答っ!?」 |
![]() | 「うわ~、まさに一刀両断だね」 |
![]() | 「は、はいっ、そんな感じで『胡桃沢深紅のとらぶる相談室』でした。みなさんまたお会いしましょう~」 |
![]() | 「ちょっとちょっと、また私だけ無視するつもり!? そんなの絶対に許さないわよ!」 |
![]() | 「(えいっ!)」 |
![]() | 「ぎゃぷぷぷぷぷっっ!!」 |
![]() | 「ああっ、またまた桐島さんが奇声を発して倒れちゃった!」 |
![]() | 「ぐぐぐ……そ、そんなバカな……さ、さっき委員長と席替えした……のに」 |
![]() | 「桐島さんはよっぽど日頃の行いが悪いんだね」 |
![]() | 「そういう問題じゃないでしょ! これはワナよワナ! 一体誰がこんなことを~……」 |
![]() | 「(もう1回おまけに……えいっ!)」 |
![]() | 「ぎゃぷぷぷぷぷっっ!!」 |
![]() | 「き、桐島さん!?」 |
![]() | 「キュウ~~~~~~」 |
![]() | 「ああっ、桐島さんが今度は泡ふいて倒れちゃった! しっかりして、そんなに泡ふいたら床がよごれちゃうよ~」 |
![]() | 「キュウ~~~~~~」 |
![]() | 「桐島さんってば~~~!」 |
![]() | 「クスクス……クスクス……」 |
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